トコトコ ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.12
- 2006/09/07
■============================== 06/09/07 ==■
トコトコ ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.12
発 行:株式会社トーコン 企画営業室
URL: https://www.tohkon.co.jp/ 電話:046-245-5357
■=====================================■
───────────────────────────────────────
【お知らせ】このメルマガの発行を毎週木曜日とし、週刊にしました!
───────────────────────────────────────
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
皆さんこんにちは!株式会社トーコンの吉川竜海です!
あっという間に9月になりました。気がつけば自宅の周りでは、
夕方になるとあちらこちらで蜩(ひぐらし)の鳴く声が聞こえ、
すっかり秋の気配を感じます。
さて、冒頭のお知らせにも書きましたが、毎週木曜日にメルマガを発行いたします。
・社長コラム 「何も変えないことが一番悪い!」
・社員コラム 「切磋琢磨なアウトソーシングアドバイザー『トコトコ情熱コラム』
・改善事例 「今日の実践ワンポイント!」
のプログラムを週代わりにお伝えしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
ところで、本当に正しい人材派遣会社の選び方を知っていますか?
全国で人材派遣業を行っている企業は毎年右肩上がりで増えており、
今では数千社、数万社に上ると言われております。
それは、人材派遣が企業を取り巻く環境の変化により、
無くてはならない存在になったと同時に、
活用しなくてはならなくなった証でもあると思います。
そこで、我々トーコンは、
『失敗しない人材派遣会社の選び方』という解かりやすい小冊子を作りました。
人材派遣をお使いの企業様、また今後お考えの企業様に、
是非お読みいただきたいと思います。
お申し込みは、こちらからどうぞ。もちろん、無料です。
↓↓↓
http://mail.tohkon.co.jp/booklet.html
今号は、「改善事例 今日の実践ワンポイント!『小集団(QC)活動』」です。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■ 改善事例 今日の実践ワンポイント! 「小集団(QC)活動」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今号はVol.10からの続きである「小集団活動」です。
活動は「P(計画)・D(実行)・C(評価)・A(歯止め)」のサイクルで進めますが、
今回は「D(実行)」の「実践編」についてお話します。
1.<問題の抽出>
【目に見える問題】
誤入荷・誤出荷や破損、環境的要因は、作業員が体験しているものなので、
その一つ一つが「問題なのか」「現象なのか」を判別し、取り組む事が大切です。
例えば「ロケーションが分からない」は現象で、「何故?」「何故?」と分析し、
追求して行くと「表示がない」等と、様々な問題が明らかになります。
複数の原因から一つの問題が生まれていることもあり、
対策としては多数の改善に繋がります。
【目に見えない問題】
見えない問題を見えるようにする「見える化」をする「5S」を行います。
(「5S」に関してはメルマガVol.4、5、6にて紹介していますのでご参照下さい。)
今まで気が付かなかった問題が浮き彫りになり、たとえほんの小さな問題でも、
その改善が大きな問題の急所を突く事もないとは限りません。
活動が行き詰ったときにも「5S」は効果的です。
2.<行動方針>
要因分析の3項目である、人的要因・管理的要因・環境的要因に、
問題の抽出をして整理し、行動計画の立案には【5W1H】を活用します。
Why =なぜ(どんな目的で)⇒どのような問題で何が起きているのか
Who =誰が ⇒改善担当者(複数名可)
What =何を ⇒対象問題
When =いつ(いつまでに) ⇒開始日~終了日
Where =どこで ⇒場所・どのタイミングで
How =どんな方法で ⇒改善方法
計画を立てることにより目的が明らかになり、活動を行う個々の責任感が増します。
誰が何を行っているのかが明確になり、改善順に並べ計画表を作成し、
掲示板に貼り付けるのも活動サイクルの向上に繋がります。
3.<改善>
数多くの改善手法が存在しますが、実際に問題に直面している者を中心にすると、
「出来ない」が「出来やすく」なり「出来る」ようになります。
誰が見ても分かる管理(=結果)が最上級ですが、
それに向かうステップを踏むのも良いと思います。
迷って止まっているのであれば、その時点で出来る改善を行うと、
次の改善が見え易くなります。
いま出来る改善がヒントとなり、その繰り返しが進化をし、
もっと出来る改善が現れてきます。
グループで挙げられる改善案の範囲を狭めずに、
無限の発想を取り入れ改善を進めましょう。
4.<モチベーションの持続>
活動のサイクルが回り続けると、
次第に個々のモチベーションが下がってしまうことがあります。
活動期間の序盤では、問題抽出の多さや改善効果の発揮などで行動が活性しますが、
終盤にかかると抽出量が減り、それに伴う改善も少なくなります。
モチベーションの持続を保つ方法として、グループミーティングとは別に、
5分程度の話し合いの場をつくる「5分間ミーティング」を行います。
これは通常作業の中、その日発見した問題や新たな改善方法をお題として進めます。
このミーティングはモチベーション持続の他に、
「発言の活発化」「問題抽出の視野の拡大」「タイムリーな問題対処」など、
小集団活動の刺激剤としての効果があります。
最後に、その問題で発生する工数を算出し、
「現状工数」と「予想される削減工数」(改善効果)を明確にするのも、
計画立案においての良い項目となります。
次号は「小集団活動(評価・統制編)」についてお話します。
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
■ あとがき
───────────────────────────────────────
秋の味覚といえば栗です。自宅にある栗の木がようやく色付いてきました。
健康のためには旬のものを食べるといいそうです。(吉川竜海)
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
配信停止のアドレスはこちらです。
http://mail.tohkon.co.jp/melma.html
=======================================
発行責任者 吉川竜海(よしかわ たつみ)
発 行 元 株式会社トーコン 企画営業室 https://www.tohkon.co.jp/
神奈川県厚木市下川入280-1
=======================================
Copyright (C) 2006 Tohkon Co., Ltd.
All Rights Reserved
=======================================
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★このメールマガジンの転送は自由ですが、掲載された記事の内容を
許可なく転載することはご遠慮ください。問い合わせください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━