トコトコ　ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.88

■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 08/06/19 ＝＝■ 　　トコトコ　ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.88 　　　　発　行：株式会社トーコン　企画営業室 　　　　ＵＲＬ：　https://www.tohkon.co.jp/　電話：03-3766-6211 ■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝■ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ こんにちは！株式会社トーコンの吉川竜海です！ 明日6月20日は1991年に東北新幹線上野駅～東京駅間が開業した日です。 東京駅から上野駅までの在来線での移動がなくなり、 利用客にとっては利便性が向上したことと思います。 現在では、東海道線や横須賀線が高崎線、宇都宮線と直通運転が開始され、 ますます便利になっています。 さらには常磐線とも直通運転が始まる予定があるそうなので、 上野駅に愛着のある私にとっては、 降りることがなくなりそうで少し寂しい気がします。 それでは、今週号も当メルマガをご覧下さい！ 今号は、「改善事例　今日の実践ワンポイント！『暗闇』」です。 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■　改善事例　今日の実践ワンポイント！「暗闇」 ─────────────────────────────────────── 暗い部屋で照明をつける時、蛍光灯のヒモを探した経験ってありますよね？ なかなか見つからず、何度も何度も手で探り、悪戦苦闘した憶えがあります。 これは、環境自体が「見えない」「探せない」状態を作っています。 この「見えない」「探せない」状態で改善を行っても、その状態が土台となっているので、 もしかしたらマイナスからのスタートとなって、改善の進行に影響が出たり、 とても良い事をしているのに内容が薄くなってしまう可能性があります。 私が教えを受けたのは、 まず、「見えない状態」を「見える状態」に整えてから改善を実行するというものです。 その術が「5S」です。 「5S」まで行かなくとも、整理整頓の「2S」で見える状態にはなるはずです。 その見える状態＝【悪さが分かる状態】で、 問題点を抽出し原因追究、改善へとステップを踏むのです。 一例を挙げますと、前日にピッキングを終え、出荷待ちの商品を仮置き棚から出す際に、 複数列からなる棚配置では行ったり来たりの繰り返し導線となります。 また、保管事情により商品が点在し「探す」という動作が発生する事から、 作業進行に影響が出ていました。 そこで改善を行う前に、 整理整頓の視点から複数直列の棚配置を、コの字配置に変更し、視野を広げました。 自身が動いて見える状態を作り出していたものを、 立っている状態だけでも全ての棚・商品が見えるという状態にしました。 この実行で、悪さ「点在や表示方法、スペースや置き方等」がはっきりと見え、 現在はさらなる改善を実行中です。 見える状態にする事で、普段気付かない悪さが目立ちます。 その悪さを無視せずに、確実に拾いましょう。 小さな事でも必ずプラス効果となって現れます。 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■　　あとがき ─────────────────────────────────────── 今年は梅雨入りしたとはいえ、関東地方ではあまり雨が降っていません。 本格的な夏を迎えるにあたり、水不足が懸念されます。 何事も日頃からの節約が大事ですね。（吉川竜海） ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 配信のお申し込み、また配信を停止される際のアドレスはこちらです。 http://mail.tohkon.co.jp/melma.html ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 発行責任者　吉川竜海（よしかわ　たつみ） 発　行　元　株式会社トーコン　企画営業室　https://www.tohkon.co.jp/ 　　　　　　　 東京都大田区大森北6-26-22 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　Copyright (C) 2006 Tohkon Co., Ltd. 　All Rights Reserved ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★このメールマガジンの転送は自由ですが、 　掲載された記事の内容を許可なく転載することはご遠慮ください。 　問い合わせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━