トコトコ　ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.208

■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 11/03/18 ＝＝■ 　　トコトコ　ウェブマガジン『物流・製造現場改善お役立ち情報』Vol.208 　　　　発　行：株式会社トーコン　企画営業部 　　　　ＵＲＬ：　https://www.tohkon.co.jp/　電話：03-3766-6211 ■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝■ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ こんにちは！株式会社トーコンの吉川竜海です！ 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、未曽有の被害が出ております。 被災された皆様、そのご家族、ご友人の方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。 当メルマガは、お読みいただいている皆様のお役に少しでも立てればと思い、 今までと変わらず、通常通り発行させていただきたいと考えております。 それでは、今週号も当メルマガをご覧下さい！ 今号は、「本社　管理部の『トコトコ情熱コラム』」です。 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■　　　本社管理部の『トコトコ情熱コラム』 ─────────────────────────────────────── 　　◆トーコンの美食家　「頑張っている私って偉い？」　筆者：中津川 ─────────────────────────────────────── 質問その10　「今までで叱られた事の中で印象に残っていることは？」 いきなり何の質問だ！？と思われたかもしれませんね。 これは、昨年行った新卒採用面接の際に学生さん達にお聞きした質問事項の内の一つです。 面接に立ち会い、学生さん達が一生懸命に答える姿を見ながら、 自分だったらどう答えるかなぁ・・・と考え、 真っ先に思い浮かんだ言葉は・・・ 「頑張ったかどうかを判断するのは自分自身じゃない！」 コレ、高校時代の部活動の顧問からズバっと言われた言葉です。 当時、女子バスケットボール部のマネージャーを務めていた私が、ある出来ごとに関し、 「私だって頑張ってるのに！」と主張した際、 「頑張ってるかどうかを判断するのは、周囲の人間だ。 　自分で頑張っている言う奴はダメだ！」 とまぁ、手厳しく切り捨てられました。 その頃の私は、日々きつい練習に耐える部員さん （本当に、それはそれはハードな練習だったのです）に対し、 マネージャーとして何をしてあげられるか？そのことばかり考えていました。 そして自分の中で、 『とにかくコートサイドに立ち続ける。練習を休まず、サポートする！』 という結論に至りました。 だから、熱があっても、お腹が痛くても、気分が悪くても、 とにかく絶対に練習を休みませんでした。 そして、そういう自分自身を「頑張っている」と思い込んでいたのです。 今思えば、とんだ「自己陶酔」ですよね。 でも、その当時の私は、自分自身を冷静に見つめる目を持ち合わせていませんでした。 そんな日々の中、↑の言葉をぶつけられる出来事が起こりました。 その日は、学校行事の球技大会が行われ、ハンドボールの試合に出ていた私は、 試合中に相手選手と接触し、左腕を痛めてしまいました。 痛みは試合終了後も引かず、むしろ時間が経つほどにどんどん増して行ったのです。 あまりの痛みで、カバンを持つ事も出来ないほどでした。 本来なら、部活は休んで病院へ行くべきだったのでしょう。 でも私は、いつも通り部活へ行きました。だって、「私、頑張ってる！」のだから。 左腕の痛みくらいで休む訳にはいかないのです。 しかし、腕の痛みは尋常じゃなく、ボール拾いや、パス出しをしていくうちに、 痛みで血の気が引いて行くのが分かりました。 そして、そんな状態を、周囲の人が気付かない訳がありません。 けれど、心配して「今日は帰った方がいい」と言ってくれる部員さんに対し、 私は「大丈夫！大丈夫！」と返していました。 そんな一部始終を見ていた顧問の先生が、つかつかと私に歩み寄り、 「お前がいると迷惑だから、今日は帰れ」と言ったのです。 その時の私に、これ以上にショックな言葉はありません。 「なんで？頑張ってるのに。なんで？迷惑だと言うの？？」 そして思わず口をついて出たのが『私だって頑張ってるのに！』の一言でした。 もぅねぇ。笑っちゃうくらいの熱血ですよね。なんなんでしょうか、この熱さは。 しかもはた迷惑な熱さです。 ショックと痛みと興奮で、涙をぼろぼろ流しながら抗議した私に対して、 顧問の先生は静かに、こう問いかけました。 「マネージャーの一番の役割は何だ？」 『選手の皆が、気持ち良く練習に打ち込める環境を作る事です』 「今の状態で、気持ち良く練習出来ていると思うのか？さっきから皆、 お前の様子が気になって練習に集中できていないじゃないか！」 本当にそうでした。私の妙な熱意が、かえって皆の迷惑になっていたのです。 皆が頑張っているのだから、私はそれ以上に頑張らないといけない。 そう思い込んでいましたが、時にその頑張りが、反対にプレッシャーを与え、 余計な負荷を与えてしまうのだと気付かされた出来事でした。 この時の出来事は、高校時代の良い思い出として残っていましたが、 社会人になった今にこそ、改めて考えてみるべき出来事のような気がしています。 皆さんは、自分自身の言動が、周囲にどのような影響を与えているのか、 冷静に判断が出来ていますか？ がむしゃらな頑張りが、必ずしも「正」ではない事もあるのだと、理解していますか？ この春、初めて自部署に新人社員を迎える事になり、先輩としてどんな風に接し、 どんな風に指導して行ったら良いのか？　日々、あれやこれやと考えを巡らせています。 でも、決して自分の言動で過度なプレッシャーを与える事のないよう、 常に自分自身を冷静に見る事が出来るようにする為にも、 この出来事を忘れないようにしたいと、今改めて思っています。 本社　管理部　中津川 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ■　　あとがき ─────────────────────────────────────── いま、私たちにできることは徹底した節電と買いだめの自粛です。 買いだめの動きがなくなれば、その分を被災地へ送ることができます。 そして買いだめした商品は気がつけば家庭内の不良在庫として残るだけです。 被災者救済のためにも必要以上の買い物は是非とも控えていただきたいと思います。 （吉川竜海） ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 配信のお申し込み、また配信を停止される際のアドレスはこちらです。 https://www.tohkon.co.jp/malmaga/ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 発行責任者　吉川竜海（よしかわたつみ） 発　行　元　株式会社トーコン　企画営業部　https://www.tohkon.co.jp/ 　　　　　　　 東京都大田区大森北6-26-22 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　Copyright (C) 2011 Tohkon Co., Ltd. 　All Rights Reserved ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★このメールマガジンの転送は自由ですが、 　掲載された記事の内容を許可なく転載することはご遠慮ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━