やりにくいをやりやすく!独創的な情報加工の薦め Vol.30【埼玉 物流請負】
- 2025/02/12
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実践トコログやりにくいをやりやすく!独創的な情報加工の薦め
皆さまこんにちは。
本日はCSVファイルのお話をさせていただこうと思います。
よく目にするCSV、「Comma Separated Values」(カンマ区切り値)の略と言われています。
そのままダブルクリックするとExcelで開きますが、テキストファイルの一種です。
そう、Excelではなくテキストです。(大事なことなので2回言いました)
これが厄介の元になることがあります。
Excelとして開くと、以下のような問題が起こりがちです。
・12桁以上の数字は指数表示になる(例:1.23457E+11)
さらにそのまま上書き保存すると下4桁が0になる
・住所の一部等が日付扱いになる(例:2-7→2月7日)
・数字の頭の0が消える
だいたいExcelさんのお節介が原因です。それを回避するには
・Excelのデータの取得機能を利用して文字列として読み込む
・VBAでテキストファイルとして読み込む
といった方法がありますが、前者は動作が重いため、大抵はVBAを利用します。
すると今度は
・改行コードの違い ※CSVファイルをメモ帳で開くと右下に表示されるCRLFやLFのことです
・「"(ダブルクォーテーション)」等の囲いの有無
・データ内に空白、改行、カンマ等の特殊記号が含まれる
等といった問題が…
それらを乗り越え、お客様毎、システム毎に異なるCSVファイルを加工する工程が、
大抵の内製システムの始まりの部分になります。
同じように見えるCSVファイル、意外に個性的で一筋縄ではいかないやつらなのです。
最後に、最近社内に広めようとしていることを。
ファイル名やデータに使用する記号は「_(アンダーバー)※半角」だけ!
「空白」「,(カンマ)」「'(アポストロフィー)」「=(イコール)」といった他の記号は使わない!
そうすると(主にデータ加工担当者の心の)平和に貢献できます…というのは置いといて、
エラーの原因が減って後々助かります。
ご協力の程、よろしくお願いいたします。
~物流請負のトーコン 神奈川、千葉、埼玉、静岡~
トーコンではお客様に合わせた柔軟な物流請負サービスの他に、
プラダン(プラスチックダンボール)の加工・製造・販売業務も行っています。
過去の制作事例等、詳細についてはプラダン加工.comをご覧ください。