『私の小学校の頃』
- 2015/05/07
-
トコトコ(旧メルマガ)
今回は、私の小学校の頃の生活をみなさんにお話したいと思います。
私が通っていた小学校は、中国の内モンゴルにあります。
実家から約20キロ離れた小さな町にありました。
もちろん実家から小学校のある町までは、
電車、バス等の公共交通手段は一切無いため、学校の寮に住んでいました。
2週間に1回ぐらい、週末になると親父が迎えに来て、家に帰っていたのですが、
その移動方法がすごかったのです。
なんと親父のバイク(何ccかはよくわからない)に、
父親と子供4人を乗せて走るのが普通でした。
そのバイクに乗って、家に帰るのが私にとってとっても幸せなことでした。
ところが、親父が忙しいときは、迎えに来られないことがあり、
そのときは歩いて帰っていました。
東日本大震災の時、電車が止まって多くの方が歩いて帰った経験があると思いますが、
それと同じぐらいの距離かなぁ、、、。
最近は毎日電車に乗って移動するのが普通でしたので、
震災の時は結構しんどいなぁと思っていましたが、
小学校の頃は20キロぐらいの距離は平気で歩いていました。
モンゴルの冬は天気が荒れる日が多く、遭難に遭う可能性があるため、
冬は歩いて家に帰るのが禁止されていました。
昨年帰国したとき、小学校のあった町による機会があったため、
「今どうなっているのかなぁ」と覗きに行きましたが、
小学校はすでになくなっていました。
聞いてみると、学生の数が減って最終的に閉校したとのことでした。
ちょっと寂しかったです。
小学校の頃の思い出を一生忘れないようにしたいと思います。
事業運営部 川崎事業所 バトデリガル