社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術 Vol.44 『”構造的な強さ”を持つ企業とは』【静岡 物流請負】
- 2022/07/20
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実践トコログ社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術
最近『“構造的な強さ”を持つ企業の共通点』と題する講演に参加しました。
講師は農林中金バリューインベストメンツ(株)常務取締役CIO 奥野一成さんです。
実はこの方、今回初めて知ったのですが、すごい人です。
社内ベンチャーでこの投資会社を立ち上げ、15年で運用資産を100億から4000億へと
増やされました。
ちなみに奥野さんの肩書であるCIOとは、『最高投資責任者』だそうです。
奥野さんがお手本とするのは、かの世界的投資家『ウォーレン・バフェットさん』。
短期の株式売買はせず、コレはという企業にのみ長期投資を行っています。
その奥野さんが投資先として評価する基準は
- 付加価値の高い産業
- 圧倒的な競争優位性
- 長期的な潮流
の3点だそうです。
私が理解出来た範囲でそれぞれの項目に少しだけ言及しますね。
- 付加価値の高い産業
ここで言う“付加価値”とは、『顧客・社会の問題を定義する力』とのこと。
具体的には、『その企業は顧客にとって価値があるか?』『それって必要なのか?』に
明確に応えている企業(産業)かどうかを見るそうです。
例えば、ガソリンを売るガソリンスタンドより、原油をくみ上げる会社の方が、
はるかに付加価値は高いと。
2. 圧倒的な競争優位性
これはすごく納得できました。
ここでの“圧倒的”とは『他が参入できないほど強いか』を問うています。
世にいう『独占』や『寡占』の状態です。
例えば、コーラと言えば、コカコーラかペプシ。
今更この市場に誰も参入しようとは考えません。
3. 長期的な潮流
ここも納得しやすかったです。
例として挙げていたのが『地球の人口は70億が90億になる』『人は誰でも健康で長生きしたい』。
このトレンドに乗った商品・サービスは、必ず人に必要とされ、
この先も市場規模は広がり、買われ続ける。
確かに、この3点を押さえている企業は、長期にわたり存続出来、
安定的に業績を上げられるでしょう。
さて、私の立場では、感心だけしていても始まりません。
奥野さんのお眼鏡にかなう企業にトーコンが値するかは、何とも言えません。
しかし私は、少なくともトーコンに所属し、関連する人々の生活に責任を負っています。
そして私自身、企業は永続が使命と考えます。
今回の奥野さんの視点は、改めて自社の生き残りを考える、良い機会となりました。
~物流請負のトーコン 神奈川・千葉・埼玉・静岡~
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プラダン(プラスチックダンボール)の加工・製造・販売業務も行っています。
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