自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成 Vol.31
- 2020/11/25
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実践トコログ自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成
こんにちは。人事・人財化担当の島田です。
今回は、弊社での「組織風土向上とその計測」についてご紹介致します。
弊社では人財が最大の経営資源、
ということで人財育成に力を入れておりますが、
その人財が会社という組織の中で生きていく土壌ともいえる、
「組織風土」にも大きな関心を持っています。
組織風土は人と会社の業績に大きな影響を与えるため、
階層の異なる複数のプロジェクトで検討し、様々な施策を実施しています。
多年にわたる複合的な施策の効果や社員の成長により、
「風土は良くなっている」と実感しており、
社外の企業や各団体から評価も頂いています。
ただ、それだけでは客観性が乏しく、
かといって業績を指標とするには景気や顧客動向などの、
要因も反映されるのでこれだけで測ることもできません。
そのため弊社では毎年1回、同じ質問項目からなる
「組織風土・満足度アンケート」というものを実施しています。
全直接雇用社員を対象とし、
質問項目は20問・各質問5点満点、全体で100点満点です。
20問のうち12問は世界的に活用されている、
エンゲージメント・サーベイ(12問)を参考にした設問を使用し、
残り8問は会社独自に開発した項目を設定しています。
こちらのグラフは全20問の全社平均の直近推移です。
施策の効果や社員の成長により、組織風土・満足度が向上していると判断することができます。
部署別・質問別なども集計しており、それぞれの課題設定に活用することができます。
また、エンゲージメント・サーベイの12問だけを集計すると、
世界平均の従業員エンゲージメントと比較することができます。
この12の質問を「まったく当てはまらない=1点」から、
「とても当てはまる=5点」の5点満点で評価するものです。
全世界1300万人のビジネスパーソンを対象とした調査で、
その平均点は3.6点とのことです。
また、3.8を超えると成果につながり、
3.3を切ると成果への悪影響があるとされています。
上記の12問について弊社の全社平均点の直近推移は下記となります。
- 2018年:3.38
- 2019年:3.58
- 2020年:3.68
日本企業はエンゲージメントの高い社員の割合が、
調査対象の139ヵ国中132位と最下位クラスとのことなので、
最新の結果は日本企業としては「高い方」と言えます。
弊社では従業員エンゲージメントを「貢献意欲」や「会社を好きな度合」と捉えており、
社員満足度に参画意識や成長意欲が加味されたような指標と考えています。
組織的な大きな目標の達成においても、
一人ひとりの日常業務の成果も「貢献意欲」や「会社を好きな度合」が、
高ければ高いほど良い結果が生まれると考えて良いでしょう。
それらの結果が積み重って業績に集約されると考えると、
従業員エンゲージメントの向上は、
組織として取り組むべき重要課題のひとつに位置付けることが、
できるのではないでしょうか。
~物流請負のトーコン 神奈川、千葉、埼玉~
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