社員満足を高め組織を動かす！社員を成長させる経営術 Vol.30 『社内活動の成果』

前回のメルマガでは、
“我ながら呆れるほど、様々な活動をトーコンは行っている”と、
お話ししました。

このメルマガをご覧いただいている方ならよーくお分かりのように、
参加しているメンバーは、皆、喜々としてそれぞれの活動に取り組んでいます。

ですから、成果も出てきているんですよ。

また、様々に動いているからこそ見えてきた、
嬉しい驚きも有りました。

今回はそのうちのいくつかを紹介したいと思います。

 

まずトップバッターは、
ＩＴタスクフォース（ＩＴゼミメンバー内のＩＴ業務専従者チーム）です。

このチームは、藤沢事業所のカンバン（配膳指示票）作成作業の自動化に取り組みました。

その結果、従来15分51秒掛かっていたカンバン作成作業が、
ナント、74.7%減の、4分00秒で出来るようになったのです。

ましてや手作業での入力を、CSVでのデータ取得としたため、
そこでの入力ミスは“ゼロ”となりました。

更にこのチームでは、現在、勤怠システムの自社開発に取り組んでいます。

現在使用中の勤怠システムは市販品で約300万しました。
それを半年ほどの開発期間で、いよいよ今月末には、
全社で試験導入するところまで来ています。

付け加えるなら、外部への支払い費用は、
通信環境が整っていない一部事業所での、Wi-Fi機器等の購入のみです。

 

続いての紹介は、チームＧＳ（現場改善スペシャリスト）の活動成果です。

このチームの成果は、成田事業所での“手作り”荷物搬送用台車です。

従来は市販の台車をそのまま使っていましたが、
作業姿勢が悪い等、いくつかの問題が有りました。

それを改善すべく、イレクターパイプやプラダンを使って、
台車の自社制作を行いました。

オーダーメイド（台車は購入品だから、セミオーダーメイドかな）ですから、
使う人の身長も考慮され、作業に当たる人から
とても使い勝手が良いと高い評価を得ているようです。

 

そうだそうだ、先に挙げたカンバンの自動作成に関しては、
問題点の発掘、見込まれる改善効果予測等はチームGSからの発案でした。

ですから、この改善成果はITタスクフォースとの共同作業であったことを、付け加えます。

 

その他にも、様々な活動による成果、新たな発見が出て来ています。

先週行われた第2回改善Awardの発表会でも、
『え～～、ここまで出来るんだ！』と驚いたことがありました。

それは、有るチームが、
バーコードリーダーを使った検品システムを
組み込んだ改善発表を行った事です。

改善に使える予算が5千円と低い金額にもかかわらず、
バーコードリーダーを取り入れられたことが驚きの第1の点。

そして、何よりも検品システムをチーム内で開発した事。
『ITチーム以外にこんな知識がある人がいるんだ！』と、本当に驚かされました。

 

そう言えば、ITゼミを発足したからこそ、
今まで知られていないIT人財が発掘されたという事もありました。

各事業所で、最低1名は、VBAを使える人財を育成することを、
目的として立ち上げたITゼミです。

しかし実際に活動を始めてみると、
初級レベルに収まらない能力を持った若手社員が、
社内にナント複数名居たのです。

急きょ、改めてその2名の持つ能力の活用と、
更なる技能向上策が課題として浮上して来ました。

これも本当に嬉しい驚きでした。

まだまだ終息が見えないコロナ禍ですが、
その渦中でもトーコンはしっかりと進化している、
それを実感する今日この頃です。

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