現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ Vol.25
- 2020/02/12
-
実践トコログ現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ
第2期_現場力プロジェクトもスタートから2年が経過しました。
当初第2期メンバーで、安全・品質・生産性の向上を目指し、
どういった取り組みをしていくべきか議論を重ねていきましたが、
やはり安全に、ミス無く、効率的に業務を行っていくためには、
ベースとなる基準やルールが有り、
それが確実に守られることが重要だと再認識することになります。
この考えは1期目の現場力プロジェクトでも同様で、
そのために第1期では作業標準書の見直しを図りました。
業務の手順を時系列順に記載したものを基に、
安全面・品質面の注意事項を加えることで全てを網羅したものにしよう。
ということで各事業所が各業務別に作成しました。
第2期ではこの作業標準書の内容を確認することから始めました。
確かに業務毎に正しい手順や注意すべき点がわかるので、
申し分のない作業標準書だと思いましたし、この通りに業務を行えば、
安全・品質が保たれ延いては生産性も担保されるはずです。
しかしこの作業標準書は、実際に新入社員に実務を行いながら説明し、
教育していくOJT時の使用には適していません。
そこで第2期の現場力プロジェクトでは、
OJTに使え、ルールの再確認したい時にも素早く見る事が可能な、
マニュアル・作業手順書を作ろうということになりました。
この手順書は写真を多用することで解りやすさを追求し、
また携帯可能であったり、現場に掲示可能な仕様とすることで、
いつでもだれでも閲覧・確認が速やかに行える。
をコンセプトに作成してきました。
説明分は極力シンプルに、フォントの大きさや色の調整、
写真の撮り方、重要な部分の強調などいろいろな工夫がちりばめられ、
使える手順書が出来たと思います。
またここで写真だけでは伝わりにくいのではという、
懸念点が浮かび上がりました。
“帳票類のココを見て”といった場合には写真は有効ですが、
静止画であるため動作や流れを表現することが難しい。
どうしたものか。
良し!そこで動画マニュアル製作に乗り出すことになります。
カメラのアングルや距離感、強調したい部分は静止あるいはズームしたいとか、
音声で解説を入れるかテロップにするかとかいろいろ試行錯誤しながらも、
現場力プロジェクトメンバーが現在鋭意製作中です。
写真入りの作業手順書と動画マニュアルを使い分けながらOJTを行い、
また自己流に走らない作業の標準化を推し進めることで、
安全・品質・生産性の向上に繋がる事を期待しています。
また完成すればそれで終了、それで満足ではなく、
ルール変更や業務改善などを取り入れ、
定期的に見直し改訂していくことこそが一番重要なので、
常に最新の状態を保ち実践に役立つマニュアル・手順書にしていきたいと考えています。