現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ Vol.23
- 2019/11/13
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実践トコログ現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ
みなさんこんにちは。習志野事業所の田口です。
今、私が所属している習志野事業所では
「プロジェクト∞(無限)」
という劇的なプロジェクトに取り組んでいます。
以前のトコログでもプロジェクト∞について書かれたことはありましたが、
このプロジェクトは現場、事務所の双方に役立つプロジェクトだと感じたので、
今回この場を借りてお話ししたいと思います。
このプロジェクト∞は弊社ではまだ習志野事業所でしか取り組んでおりません。
ではどんな内容のプロジェクトなのか?∞(無限)の意味ってなに?
上記2つについて私が理解できている範囲でご説明したいと思います。
まずは「どんなプロジェクト内容なのか?」
簡単に言いますと作業的、環境的な改善をしまくるプロジェクトになります。
何だよ改善かよ!!それらはどこでも取り入れているところ多いでしょうに。
と思われた方いますよね……。
弊社においても、もちろん改善提案精度があり、
どこの事業所でも改善が行われ提案書として提出されています。
ではプロジェクト∞は何が違うのよ?
それは青山学院大学理工学部の教授・助教授お二人の力をお借りして、
座学の講義として
- 改善の進め方
- 考え方
- 分析方法(工程分析、ものこと分析、マン・マシン分析)
- からくり改善のすすめ
- etc……
これらの講義を毎月1回1時間30分くらい所員全員が受講し徹底的に教え込まれています。
実技(改善)の進め方としては、
- 改善したい、してほしい、不便、と感じる事など、
とにかく何でも全員でポストイットに書き出して提示する(100件程度) - 書き出した内容の改善難易度によって短・中・長期と振り分ける
- 改善内容ごとにチーム編成を作る
- みんなで楽しみながら行う
となります。
①はポストイットに書き出すことにより不便、問題点などの「見える化」を図り、
所員全員で共有しておくのが目的となります。
②は改善内容によって改善に必要な時間が異なりますので、
短期・中期・長期と分類することで明確に、スケジュールを立てやすくし、
初期としてはまず改善のせいかを残す為、短期分類から着手していき結果を残していきます。
③は数多く上げられた要改善内容を分野別に分別し個人ではなく、
専門チームとして活動してもらうのが目的となります。
習志野事業所で現すと
- チームA=整備関係の改善
- チームB=ピッキング、荷揃え、引上げ関係の改善
- チームC=事務所全般の改善
と、いったようなチーム分けとなっています。
このプロジェクト∞には、
そのチーム活動を約一か月のスパンとして改善を進めていき、
先ほどの座学講義同様に実技(改善)の方でも毎月1回、
先生お二人に活動内容、結果報告会を行っています。
私が思うにこのチーム活動と報告会が一つのキーポイントになっているのかなと感じています。
何故かと言いますと今まで習志野事業所においては個人で改善活動を行ってきました。
一人で
- 要改善箇所を見つける
- それに対して改善案を考える
- 改善を実行する
もちろん上記の何がダメという訳ではありません。
しかし個人での改善とチームとしての改善、明らかに異なることがあります。
それはチームとしてのほうが、
- 問題点に対してさまざまな目(視点)で見れる事でアイデアが出やすい
- メンバーと話し合い、相談ができベストな改善ができる
- 大きな改善にも取り組みやすい
- 1つの問題点をメンバーと協力し合って無くしていく大切さを実感できる
など色々なメリットは他にも存在すると思います。
キレイ事を言っているように思われるかもしれませんが、
プロジェクト∞を実体験している私の素直な感想です。
私のここまでの話、良いことしか語っていませんよね。
では逆に「辛い事とかはないのか」と疑問を持たれている方もいると思います。
それは……辛い事もありますね。
私の中で1番辛い?大変?な事は、毎月1回の活動内容、報告会です。
これは業務の合間、
もしくは抜けて改善活動を着実に行い結果を残して報告する。
これは私の中ではとても大変ですね。
普通であれば改善より業務を優先しがちの中において、
両立しなくてはならない……。
このような状況の中においてもチームA、B、C全てのチームが、
スパン1ヶ月の間に、改善し結果を残し報告を行っています。
習志野事業所も以外とタフなのかもしれませんね!!
先生方が言ってました。
改善がどんどん進んでいけば「現場としての作業効率」は良くなり、
生産性だけではなく「品質も不思議と向上する」と。
まさに改善とはそのような効果があるのでしょうね。
先生方が言っているので間違いはない……はずです!!
現在、習志野事業所は全員が四苦八苦しながらプロジェクト∞に取り組んでいます。
漢字で現すなら「苦」ですかね……。
しかし、ことわざで人生「楽」ありゃ「苦」もあるさ、とあります。
と、いう事はその逆も現象としては存在するはずですよね!!
このプロジェクト∞が進行していき、
さまざまな事が改善されていけば将来には「楽」が待っているのでしょうか?!
「苦」ありゃ「楽」もあるさを習志野事業所として実現し、
生産性を高めるとともに品質向上にもつなげていきたいと思っています。
是非みなさんの職場においても改善に力を入れてみてください。
私はチーム活動をオススメします。
あっそうそう。
冒頭にありましたが∞(無限)の意味ってなに?ですが、
恐らく、「改善に終わりはない。仕事をしている限り改善は続く!」という意味だと、
私なりに勝手に解釈しています。
ですが、万が一。万が一ですよ。
∞(無限)の意味が「プロジェクト∞はずーっと習志野事業所で続くんだよ」の、
意味だったらちょっと怖い、いやかなり怖いです……。
まぁ、本当の意味は「知らぬが仏」ですかねぇ。
真相を知らぬまま、私も事業所のため、
自分のためにプロジェクト∞に取り組んでいきたいと思います!!!