現場主導型な職場へ！現場を動かすコツ Vol.22

皆さん、こんにちは。
今回の担当をさせて頂く事となりました、
藤沢事業所の江川と申します。

私は現在、現場力プロジェクトに属しており
《現場力向上》に向け様々な活動をしております。

その活動結果を会議で共有し、反省点、振り返り、参考など、
全社に展開出来るように努めていると言った活動となります。

たくさんの活動を行っているのですが、
今回は「動画マニュアル」の話を少しさせて頂きます。

 

ほとんどの会社が作業標準、もしくは作業マニュアルを作成し、
教育資料として活用したり安全、品質、効率を安定化させる為に、
設定する指標として定めている所が多いと思います。

今回、私達も基本的な所に注目し、
標準作業となるものが存在するのかとチェックを行いました。

 

しかし、チェックをしてみると・・・・（汗）

皆さんが予想するような事が多く発覚しました。（苦笑）

基本、当たり前と思っている事が改めて見てみると、
あまり言いたくない、言い辛い状況が見えてきます。

定期的なチェックを行い、しっかり運用されているかを確認するだけで、
結果は違うのかもしれません。

最近、そこら辺を気に出来ていない職場があるならば、
これを機に見るのも良いかもしれません。

 

それでは本題の「動画マニュアル」です！

前述したように標準作業設定が「？！？」な所は、そこからとなりますが、
今回、私達は書面に記された標準作業を経験がない方でも、
『解る、解り易く感じてもらうには』と考え、『動画』の活用を決めました。

決めたのは良いですが、
全社的に動画を活用したマニュアルは浸透しておらず動画を触る機会、
経験もほとんど無い状態だったので、スタート地点で様々な方が戸惑いを感じ、
思うように進んでいかない状況でした。

とは言え、やらなければ進みません！

どんなソフトでどう処理すればいいんだろ？

といったレベルから始めスマートフォンで動画の撮影を行い、
とりあえずやってみました。

 

"とりあえず"でやってみて気付いたのですが、
これが意外と面白い！！

以前は作業内容を羅列し、内容（文字）を記す作業でした。

しかし今回は動画。

撮影する方もされる方も新鮮な雰囲気で少し恥ずかしいですが、
動作一つ一つを動画で残す訳ですから、
しっかりした撮れ方でないといけません。

良し悪しは置いておいても関係者其々が作業に対し一緒に考え、
モデルとなる事で一体感も生まれ、楽しく笑顔で進められました♪

書面では見えない細かい動作を確認し、
それを撮影する事で正しい作業動作が具現化していきます。

一種の作品のようなイメージとなり、
個人的には書面の作業標準書よりはるかに面白く、
解りやすいと思っています。

 

出来た資料はすぐにでも活用する事ができ、実用性があります。

私は新人教育の際に動画を見てもらいながら、説明をしています。

全社的にも進度はまだまだですが、少し先の未来には作業の確認や、
教育に動画を活用した方法が当たり前になっているかもしれません。

改善をし続け、安定と変化を繰り返し、
確固たる現場力の醸成に繋げていければと思います。

 

今回の話はここまでです。
ようやく暑さが和らぎ、気持ちが楽になってきた季節になりましたね。
暑い時もあれば寒い時もあり、体調管理に気を付けて過ごしていきましょう。