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社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術 Vol.18 『”幸せ”について』

前回『会社は社員が幸せになるための道具』と、私は考えているとお話ししました。
ところで、【幸せ】ってなんでしょう?

人が100人居れば、100通りの幸せ感があるのでしょうね。

ただ、私はトーコンと云う会社の社長ですし、
このブログは会社のブログですので、
会社という組織人としての幸せ感を考えてみたいと思います。

 

【会社】は【組織】です。組織には目的が有ります。
ここで思い出すのが、若いころ心酔いた大先輩経営者の言葉です。

『櫻井君なぁ、企業には目的がある。
例えばなぁ、全員で大阪に行くと決めたとするやろ。
その行き方には飛行機もあれば、新幹線もある。
また車でというのもあるわなぁ。』

『それはそんで、何で行くかは、色々議論すればよろし。
しかしなぁ、皆で大阪に行くと決めたのに、俺は嫌だ、俺はハワイに行く』

『これは許せん。一度全員で行き先を決めたのに、
そこに行く方法を色々議論するのはかまへんが、
決めた目的地を自分勝手に変更するのは、あかん。
これは絶対に許せへん!』

確か、このような話だったと思います。
(私、関西人ではないので、ちょっと関西弁がおかしいかも・・)

トーコンは自由主義経済の中に存在する営利企業です。
常に利益を出し続けなくては、存在する事すら許されなくなります。

トーコンは利益を目的として事業活動をしてはいませんが、
社員の生活を守るため存在し続ける=永続するための手段として、
利益は絶対に必要です。

 

いくら「会社は社員が幸せになるための道具」といっても、
その会社の中で自分勝手な幸せ感を追求することは許されません。

会社の活動は基本、利益を上げる前提で組まれています。

例えば8時から5時までの勤務シフトの中、
『俺、暑いとき働きたくない。涼しくなるまで冷房の効いた休憩室で寝てるよ。
やっぱ暑い時、涼しいのって幸せだよな。』

なーんて、許されないのは分かりますよね。
こんな勝手な幸せを追求されたら、会社は組織として成り立ちませんし、
もちろん利益なんて望めません。

たとえ、会社が決めた目的個人が求める目的が合わなくとも、
組織構成人員としては、会社の目的の方向で考え活動する必要があります。

この前提に立って、個人の幸せ感を、組織の目的の中で、
社員一人一人が考えて欲しいのです。

もちろん個人の幸せ感が、組織としての幸せに繋がる事が一番の理想ですが。

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