自社サービスの本質を掘り出せ! マーケティング戦略の実践 Vol.19 『クロスSWOT分析』
- 2019/02/13
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実践トコログ自社サービスの本質を掘り起こせ!マーケティング戦略の実践
こんにちは。トーコンの永井です。
今回はマーケティングプロジェクトからお送り致します。
前回のテーマは「SWOT分析」でしたが、
本日はそれを更に活用した「クロスSWOT分析」について取り上げます。
これまで、このプロジェクトでは、自社の強みを根っこから洗い出していくことを
淡々と行ってきました。
“主な強み”の一例を申し上げますと、
- 対応力が高い(課題が勃発した際の応対する力)
- 組織風土の醸成力(前進する力が高い)
- 改善推進力(制度があり推進している)
- 社員の成長力
などがあがります。
「何処と比較して?」や「どうして強いといえるの?」と
問われてしまうと、回答に難しいところですが、
競合他社様もこれまで幾度となく拝見して参りましたが、
確かに自社のほうが勝っているかなと感じられる部分ではあります。
“主な弱み”としては、
- コスト優位性がないこと(コストでは勝負していないため致し方なし)
- ネームバリュー、ブランド力が弱いこと
などが挙がります。
【クロスSWOT分析】ではその他にも“主な機会”と“主な脅威”を出来るだけ数多くを挙げてから、
“方針や方策”を出し合います。
- 【主な強み×主な機会】から導かれる方針・方策は?
- 【主な弱み×主な機会】から導かれる方針・方策は?
と考えていき、内容を深めていくことで、これから取組むべき項目がまとまってきます。
私たちの場合、自社の強みの理解を中心に活動しているため、
今回は“主な脅威”にはフォーカスしませんでしたが、
いまのところはそれで良かったと感じております。
(本来はしっかりと行ったほうが良いとは思いますが)
このようにして“クロスSWOT分析”を通して打ち出した方策は、
後々の施策に役立つものとなり、収穫の多い取組みであったと感じます。
次回は、VRIO分析についてお話出来ればと考えております。
来週もお楽しみに!