社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術 Vol.16 『初、大学講義』
- 2019/01/23
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実践トコログ社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術
皆さま、明けましておめでとうございます。
今回が私の2019年 初ブログとなります。
今年もどうぞお付き合いの程、宜しくお願い致します。
さて、年明け早々の11日、人生初、“大学での講師“と云う大役を務めました。
2年生対象の『キャリアデザイン』という、全15回の講座の第14回目が私に与えられた持ち場。
過去に2回ほど、中小企業経営者向けに『人材育成』をテーマに
お話しする機会を持った経験は有ります。
更に、新卒者対象で合同会社説明会や自社説明会で話す機会は多数ありました。
また最近では、スペインからの企業視察団を受け入れ、
その経営者の方々に会社説明を行った事もあります。
しかしこれまでと決定的に違うのは、
聴く側が「トーコンの事を全く知らない学生」であるということです。
中には、授業の一環で仕方なく参加する学生も居たことでしょう。
そのような状況で、90分という長丁場を、私一人で何とかしなくてはならない。
それを思うと、正月休み後半はなんとなく憂鬱な日々を過ごしました。
実際のところ、直前に通しリハーサルを行ってみたら、90分の長いこと、長いこと、、、。
話している本人が途中で飽きてくる始末でした。
(私、社員を前に行うリハーサルって、テレも有り、すごく苦手です。)
さて当日。会場となる大きな階段教室に130名ほどの学生。
初めてステージ側上から聴衆側を見ましたが、階段席って、
一人一人の表情までよく見えるものですね。それもなかなかのプレッシャーでした
教授のガイダンス、そして講師の紹介から授業は始まります。
やはり、全く聞いたことも無い会社の、顔も初めて見る社長の話しは、案の定退屈な様子。
出だしから、この後90分どうしようかと思いましたよ。
しかし、企業理念を含めた会社に対する基本的な考え方や、
これから社会に出る学生に対するメッセージのパートに入ると、
かなり興味を示してくれ、明らかにスタートとは違う表情、姿勢に変わってくれました。
講義終了後学生が提出する「ミニッツペイパー(感想文)」には、当初の心配に反し、
とても好意的な感想が多数寄せられ、ホッとした次第です。
その中からいくつか感想を抜粋しますね。
- 社員を大切にするという事が会社内の雰囲気や評価が良くなるんだなと思った
- 社員のしっかりした育成が出来ているから20年も黒字なんだろうなと思った
- 仕事も重要ですが【人として】を重要視すべきだと、とても共感しました
- 変化が激しく、色々な考えを持った集団を作るのは難しいと思う。
それをしっかりやっている会社は良いなと思いました
正直、このような感想を得られるとは、思っても居ませんでした。
そしてつくづく思うのは、まだ人生経験20年という若さだけど、
その彼らの感性って、大したものだなと。
年齢には関係なく、人に響くことって一緒なんだ、とも。
この講義体験を通じて、理念を基にしたトーコンの在り方を改めて考えさせられましたし、
また現在の方向性に間違いが無いとの確証を得られた、大変貴重な経験でした。