自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成 Vol.16『すみなすものは心なりけり』
- 2019/01/16
-
実践トコログ自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成
『楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる。
物事に熱中するにはこの手に限る。
仕事にしろ会議にしろ、「面白くてたまらない」
といった態度でとりかかれば、
いつの間にか本当に熱中している自分に気がつくものだ。』
(原文:When I’m seeming funny and am behaving myself, it becomes really fun sometime.
In a matter, I’m enthusiastic, it’s limited to this hand.
Make it work, make it a meeting, when beginning by the attitude such as “being unbearably fascinating”,
I notice myself really enthusiastic all too soon.)
とは、アメリカの作家にして「自己啓発」の生みの親・デールカーネギー氏の言葉です。
ふむふむ。なるほど。
初めてこの言葉を知った時は、大いに感心しました。
また日本国内においても、この様な言葉を遺している方がいます。
『おもしろきこともなき世をおもしろく』
幕末の英傑・高杉晋作の辞世の句として伝えられている言葉です。
下の句は、高杉が亡くなる時そばにいた野村望東尼(歌人)が
「すみなすものは心なりけり」と付け加えたとされています。
『おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり』
“先の見えない面白くもない世の中を、面白く過ごすのも自分の心次第”という意味です。
角度は違いますが、どちらの言葉も、
「自分の気持ちひとつ、考え方ひとつで、今置かれている状況が180度違って見える事もある」
という点では同じです。
どんな状況下にあっても、心持ちひとつでその状況を楽しんでしまえたら、
なんだか少しだけ力が湧いてくるような気がしませんか?
またさらに。辛い状況でも笑顔でいると(口角を上げると)、脳が「Happy」だと勘違いし、
幸せ物質と呼ばれる、ドーパミンを排出し、本当に幸せな気分になれるとか。
ふむふむ。なるほど。なるほど。
脳が騙されるという点は、「ホントに!?」という気がしないでもないですが(笑)、
考えてみれば「病は気から」なんていう言葉もあるのですから、さもありなん。
何か新しい事にチャレンジする時、皆さんは、
『用意周到、準備万端整えてからスタート』しますか?
それとも『形から入る』派ですか?
私は断然前者タイプなのですが、全ては気の持ちようなのであれば、
形から入って、テンションを上げてから取り掛かるのも’アリ’なのかもしれませんね。
さて、話しは戻って。カーネギーさんです。
楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる。
とは、なんとも元気を与えてくれる言葉ではないですか!!
仕事をしていると、難しい場面や、気分が凹む事態に遭遇する事も少なくないですよね。
今日の会議は気が重いなぁ~なんてことも、私自身あったりします。
そんな時に、どうせ出るなら(参加するなら)、とことん前向きに!楽しく!!
という姿勢で臨めば、なんだか良い結果をもたらしてくれそうな気もします。
オールOK!Everybody happy yeah!!
ってな感じでしょうか(笑)
仕事ではないですが、「町内会の役員」や「保護者会の役員」なんかも、
気が重い事柄の例として挙がりやすいものです。
私自身も役割りが回ってきた時は、「面倒くさい」の塊が頭上から落っこちてきて、
始まる前から気が重かった事がありました。
でも、「どうせやるなら」と、むしろ積極的に参加してみたところ、
途端に楽しくなりましたし、新しい仲間との出会いもあり、
充実した1年間を過ごせました。
気持ち一つで、こんなにも変わるのですね。
この感覚を仕事に置き換えてみると、
まさに冒頭のカーネギーさんの言葉に重なるように思います。
皆さんの同僚、後輩、部下の中に、なんだか暗い顔をしている人はいませんか?
ため息ばかりついている人はいませんか?
もし何かの憂鬱に飲み込まれそうになっている人が居たら、
「まずは笑顔」
「次に困難を楽しんじゃおう」
と声を掛けてみてあげてください!
いや~、しかしカーネギーさんって凄いですね。
この他にも良い言葉を沢山遺されています。
自己啓発の概念を見つけるわ、良い言葉を残すわ、音楽ホールを建てるわで、
凄いお人やわぁ~。
ん?んん?んんん?
え?違う??
カーネギーホールは別人?
(/ω\)(/ω\)(/ω\)
こりゃまた失礼致しました~(笑)