自社サービスの本質を掘り出せ! マーケティング戦略の実践 Vol.18 『SWOT分析』
- 2018/12/26
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実践トコログ自社サービスの本質を掘り起こせ!マーケティング戦略の実践
メリークリスマス!!・・・は昨日で終わってしまいましたね。
いつの間にか年末となり、今年最後のメルマガとなりました。
2018年ラストのメルマガは小黒が担当いたします。
最初にお知らせを一つ。
次週のメルマガは年始休暇のためお休みとなります。
年明けは【1/9】の発行となりますので、
来年もまた引き続き、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。
さて 今年最後のメルマガは「SWOT分析」についてお話ししたいと思います。
「SWOT分析。以前もどこかで聞いたことがあるような・・・?」
マーケティング活動でこの言葉が紹介されたときには、こんなことを思った記憶があります。
(恐らく大学の講義で聞いたような・・・)
「SWOT分析」という名前を聞いたことはあっても、
実際に活用されている方、となると限られてくるのではないかと思います。
ではSWOT分析はどのような活用方法があるのか。今回はこちらを紹介していきます。
SWOT分析とは、
経営環境と経営資源の把握、整理を行うために使用する分析方法で、
2つの座標軸を使って要因を分析する手法です。
1つの座標軸は「自社にとってのプラス・マイナスの要因」。
もう1つの座標軸は「内部・外部の経営資源」についてです。
その分析を進めると
自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)が、
分かるため、それぞれの頭文字を取って「SWOT」分析となります。
例えば自社の弱みやマイナス要因を強みに変えることは、大変労力のかかるものです。
しかし、この分析を行なうことにより、強みや外部のビジネスチャンスを把握することができ、
自社の延ばす箇所を明確化させることが出来ます。
例えば人それぞれ長所を伸ばすことは簡単でも、
苦手なものを克服するというのは難しいですよね。会社も一緒なのです。
このように伸ばすべきポイントの明確化などが行えるSWOT分析ですが、
その他にも発生する効果があるので下記にまとめてみました。
- 機会に合致した強みの把握
自社のドメイン(事業領域)として検討する。今後の”戦う土俵”となる - 強みの更なる強化・充実
独自性の追求を通し、差別化による競争優位性の確保 - 弱みの補完・強みへの転換
弱み自体を強化しても競争優位にはならない - 脅威に対する対応策の検討
スピード対応による回避、中小企業ならではの小回り・柔軟性で勝負する - 継続的なSWOT分析の実施
経営環境は絶えず変化する。企業活動は変化対応策である
他にもいくつか考えられますが、代表的な物で言えばこれらが考えられます。
このように自社の強み・弱みと外部・内部環境を合わせて考えることで、
会社の方針などを決定づけることができるはずです。
もし会社の方針などにお悩みでしたら、
一度使ってみるのはいかがでしょうか?
また、自己分析にも使用できますので、
自分自身に当てはめて考えてみるのも効果的かもしれません。
さて、今回のメルマガはお楽しみいただけましたでしょうか?
これにて2018年のメルマガを締めくくりたいと思うのですが、
少し振り返ると今年だけでも40を超えるメルマガが発行されました。
非常に濃い内容のメルマガがいくつもありますので、
ぜひ少しでもご興味ありましたら、年末年始期間にでも読んでいただけたら嬉しいです。
では、皆さま体にはお気を付けください。
また来年も何卒、よろしくお願いいたします。
「よいお年を!!」