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現場主導型な職場へ! 現場を動かすコツ Vol.14

お久しぶりです。1年振り、2度目となる日比です。

私が在籍している横浜金沢事業所では、この1年程前から、多能工化に取り組んでいます。

もちろん、今までも多能工化については取り組みを行ってきたのですが、
実際のところ、思い通りに進めることができていませんでした。 

 

当業所は、プラダン(プラスチックダンボール)を加工し、
通い箱や組仕切り、緩衝材等をオーダーメイドで製作しています。

(より詳しい内容はトーコンのプラダン専用HPにてご紹介しております)

 

これらを加工するための機械設備も多くあり、
機械を扱うスキルの取得は一筋縄ではいきません。

今までは、各機械のスキルに長けた社員が専属で担当している状態で、
俗にいう「属人化」でした。

スキルに長けている社員も60代、70代となり、
組織として中長期的に見た時に、スキルの伝承を行っていかなければ!
ということで、20代半ばの中堅社員を中心に、
計画的に多能工化を行うことにしたのが約1年前。

 

しかし始めるにあたり、頭で何となくわかってても計画的に実行するのは大変な事です。

例えば最初、多能工化を実施しようとしたのですが、
「今、誰が、何を、どの程度のスキルをもっているか」を、
把握しきれていない部分があったのでした。

そこで以前、研修で習ったことを活かしつつ、
「まずは基本!現状把握から!」ということで、取り組みを始めました。

 

では、こちらの問題をどのように解決したか、
私は下記の5つの項目の取り組みを行いました。

  1. 習熟度のレベルを5段階で設定したアンケートを作成
  2. 自己申告制でアンケートを回収
  3. アンケートを集計して全体の状況を可視化
  4. 習熟者の少ない機械から優先的に計画的に人を割当
  5. 半年毎にアンケートを実施

5つの取り組みを行った結果、
上記に書いていた「今、誰が、何を、どの程度のスキルをもっているか」、
という問題については全て解決いたしました。 

 

改めて実施したことを振り返ると、
①を行った以後、②~⑤をPDCAサイクルで回していった他は、
何も特別な事はしていません。

こう考えると「やはり基本って大事」だなってことです。

また所員がとても協力的に賛同し、実行してくれたのも、
円滑に進められた一つの理由かなと考えます。 

 

このように日々、計画に沿い、各自の役割を理解し、
真面目に仕事を取り組んでくれているこの事業所は、
確実に各自が成長し、「強い職場」になると私は思っています。

 

これからも基本に忠実に「凡事徹底」し、
「コツコツ」と進めることが「カツコツ」ということで、
更なる「強い職場づくり」に取り組んでいきます。

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