自社サービスの本質を掘り出せ!マーケティング戦略の実践 Vol.15 『マクロ外部環境分析』
- 2018/10/10
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実践トコログ自社サービスの本質を掘り起こせ!マーケティング戦略の実践
皆さんこんにちは。先週に引き続き小黒です。
今週は前回触れられなかった「マクロ外部環境分析」についてご紹介を致します。
「マクロ外部環境分析」について簡単にご説明すると、
「自社を取り巻く経営環境の変化とその影響度について」となります。
つまり企業の外部で発生する(コントロールの効かない)要素が、
どのように企業へと影響をもたらすかということです。
外部の要素について例を挙げるなら、
「社会文化」、「人口動態」、「知的財産」、「個人消費」などの要素が、
企業の外部で発生する要素であると考えられます。
この「マクロ外部環境」を把握するうえで、
有効とされているのが「PEST分析」と呼ばれる考え方です。
PEST分析のPESTとは「Politics・Economics・Society・Technology」と、
4つの英単語の頭文字をとったものであり、
それぞれ「政治・経済・社会・技術」の4要素からなる分析方法となります。
それぞれの内容をご説明すると
- Politics(政治):法規制、税制、規制緩和(強化)、政権交代、中小企業施策 など
- Economics(経済):景気動向、GDP成長率、物価動向、為替レート、個人消費、設備投資動向 など
- Society(社会):人口動態、ライフスタイル、世論、教育レベル、トレンド など
- Technology(技術):技術革新、知的財産権の動向、技術開発型企業の動向、政府の研究援助 など
といったものを挙げることが出来ます。
上記の事項からも分かるように企業は外部から様々なプラスとマイナスの要素を受け、
経営や職場の運営がなされています。
外部からの要素に備え、PEST分析に挙げられているような情報を常にアンテナを立たせ、
収集していくこと。
更にその情報に対し問題意識を持ち、どのように身近な例に置き換えていくか。
そして得た情報をどのように整理し、自社へと活用していくか。
「マクロ外部環境分析」は自社の成長させる部分も、
自社の守らなくてはいけない箇所を抽出することも可能であると考えます。