社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術 Vol.13 『北京・上海視察ツアー』
- 2018/09/19
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実践トコログ社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術
先々週の話になりますが、
9月4日~8日の期間で、横浜商工会議所が主催した北京・上海視察ツアーに行って来ました。
普段は「社員を成長させる経営術」というテーマでメルマガを書いていますが、
折角ですので、今回はそのツアーのお話しをさせていただきます。
正直言って、日本で思い描いていた中国と、実際に自分の身を置き、
肌で感じ、目で見て耳で聞いた中国とでは、印象が一変しました。
訪問したのは、
顔認証システムで急成長する『Megvii(メグビー)』、
レンタバイクでNo1の『ofo(オフォ)』、
中国初の非営利ビジネススクール『長江商学院』、
『中国ヤクルト』、
中国旅行客の65%が利用するというオンライン旅行会社の『Ctrip(シートリップ)』、
『上海日本領事館』、
アリババが手掛けるOn Off line型、新世代スーパーマーケット『ファーマーションシェン』、
上海の民間企業や大物実業家が加盟する民間型の経済団体
『上海新工商連合会』と、
おなか一杯どころか、もう食べきれないくらい盛りだくさんでした。
この視察先を選定し、訪問交渉したのが、
元在中国大使館員で現在横浜市に出向している外交官の方。
その方の人脈で、普通ではアポイントが取れない企業や、
経営陣の方とのミーティングが組み込まれた視察ツアーでした。
また、訪れた北京・上海の街並みもすごく近代的で、
街中にはごみ一つ落ちていないほどキレイでした。
街を歩いている人の服装や雰囲気を見ても、みな洗練され、イキイキしています。
少なくとも北京や上海は、もう発展途上国ではありません。
さすが世界第2位の経済大国だと、心から思った次第です。
そして何より強い印象を持ったことは、「中国人経営者のバイタリティー」です。
訪問先がIT系ベンチャーという事も有ったのでしょうが、
その中の2社は、社員平均年齢が20代半ばです。
Ctripなどは1999年に創業し、3年で米NASDACに上場。
2017年の売上は(聞き間違いでなければ)8兆7千億円とか。
ちなみに私が社長に就任したのはやはり1999年・・・・。
なんとも言葉が有りません。
一党独裁の共産主義という政治体制の是非はともかく、
経済人はその不確定要素の中でも大変力強く、
新進気鋭、チャレンジ精神旺盛に事業を自ら立上げ、推進しています。
それに反し、この失われた30年と言われ、停滞する日本経済の中で、
小ぢんまりとまとまってしまっている自分が、なにやら情けなく思えました。
昨年のタイ視察ツアーでも大きな刺激を受けました。
そして今回の中国視察ツアーも、それを上回る刺激・・と言うか、ショックを受けてきました。
やはり違った環境に身を置くこと、本当に大切です。つくづく実感して居ます。