自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成 Vol.10 『浅井先生は「魔法の呪文」を唱える。』
- 2018/05/23
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実践トコログ自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成
皆さん、こんにちは。
できれば「数字」の無い世界に住みたいと思っている、数字嫌いの中津川です!
それは遥か昔の中学生時代。
浅井先生は授業の最初、必ず全員にこう復唱させました。
マイマイプラ
プラマイマイ
マイプラマイ
プラプラプラ
未だにこうなぞらえると、ちょっと腰の曲がった浅井先生の後ろ姿が目に浮かびます。
とにかく授業の度に。何回も。全員でこう唱えるのです。
理屈が理解できていなかった私には、
それはもはや「魔法の呪文」にしか聞こえませんでした。
マイマイプラ?
謎解きはこうです。
マイナス×マイナス=プラス
プラス×マイナス=マイナス
マイナス×プラス=マイナス
プラス×プラス=プラス
数式上の基本ルールですよね。何故「マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるのか」は、
未だに納得がいかない今日この頃なのですが、
とにかく浅井先生のかけた呪文は、今日も私をしばりつけたままなのは確かです。
私の頭の中はいつもこうです。
地面が±(プラスマイナス)ゼロ
その上がプラスの世界。
その下がマイナスの世界。
プラスの世界には、太陽が燦燦と輝き、花は咲き、小鳥が舞い踊ります。
一方、マイナスの世界は、年中暗く、じめじめとしていて、いるのはミミズくらい。
そのマイナスの世界の住人が、
マイナス×マイナスで手を組むと、なぜ突然プラスの世界に躍り出る事が出来るのでしょう?
やっぱり疑問です。
だって、「マイナス+マイナス」なら=やっぱりマイナスなんですよね。
「+」では超えられなかった壁を、「×」はやすやすと飛び越えて行くとは、
「×」パワー恐るべしっ!
マイナスの世界の住人も、そりゃぁ小躍りしながら「×」様に助けを求めるってなもんです。
しかしここで注意しなければなりません。
やっとこさ 「マイマイプラ」を実現し、いざ地上へ!と思ったら、
後ろから『お~い俺も混ぜてくれよ~』と
マイナス世界の友人がやって来たとしても、決して招き入れてはいけません。
何故なら、「プラマイマイ」。
そう、またしてもマイナスの世界へ引き戻されてしまうのです。
嗚呼、これほどまでに遠いとは、プラスの世界よ、、、。
このような事態に遭遇したら、そのご友人には「別のマイナスの友人を待て」と伝えて、
さっさと地上へ上がりましょう。
さて、こんな答えの無い(いや、あるのでしょうが私には到底理解できない)
謎に頭を悩ませていた中、
ふと「これを『人』に置き換えたらどうなるか?」という考えが浮かびました。
皆さんは、「人材マトリクス」というものをご存知でしょうか?
人材 | 人財
|
ーーーーーーーーーーー
|
人在 | 人罪
縦軸が「将来性」。
横軸が「実績」。とするものが代表的ですが、
上記のように、社内の「人材」は4分割できる、という考え方です。
●人材・・・実績はないが成長が期待できる人。
●人財・・・実績もあり、成長が期待できる人。この区分の人材を企業は増やしたい。
●人在・・・実績はあるが、今後、これ以上の成長が見込めない人。
●人罪・・・実績もなく、成長も期待できない人。この区分の人材が多いと企業は大変。
誰が考えたか知りませんが、「人罪」という表現は、なかなかどうして、
言い得て妙ではありませんか。
プラスマイナスで考えたなら、
やはり「人罪」に区分けされる人が「マイナス」という事になるのでしょう。
さて、マイナス要素である「人罪」を更に「人罪」と掛け合わせた時、
果たして「マイマイプラ」となるのでしょうか?
それとも「マイナス+マイナス=マイナス」となってしまうのか?
この点は、企業の人材育成において、大変気になる要素です。
「マイナス+マイナス=マイナス」の数式ばかりが蔓延っていては、
プラスの人財がマイナスの山に埋もれてしまう恐れがあります!
これは恐ろしい、、、。
が、しかし。しか~し!
「人罪」に区分けされた人が居たとして、
果たしてその人は、360°どこから見ても本当に「マイナス」だらけなのでしょうか?
私はそうは思いません。
一見、マイナスに見られてしまう要素でも、
裏側から見たら、「あら?これって凄いよね?」というものが張り付いているかもしれません。
360°診断、という考課方法がありますが、これは言うなれば
「360°良いとこ探し」といったところでしょうか(笑)
前回もお伝えしましたが、トーコン社員クレド10訓の中に、
『相手の良いところを見つける』という項目があります。
この気持ちは、本当に大切だと感じています。
「あの人は人罪だ」「この人はマイナスだ」という考えのもとに誰かを見た時、
判断軸は既にマイナスに傾いていると言えます。
それを、「この人の良いところを見つけるぞ!」
という前向きな姿勢で、まずは一度向き合ってみたらどうでしょう?
あら不思議!必ずやプラスの原石が見つかるはずです。
人材育成は、マイナス要素をプラスに変えるだけではなく、
もともとその人が持っているプラス要素を、見つけ出し、更に伸ばすにはどうしたらよいか?
について考え続ける事が肝要だと思っています。
うん。なるほど。こう考えると、「マイマイプラ」も、然もありなん。ですよね。
浅井先生!やっと分かりました!!
「プラプラ=プラ」の人たちには、更に大きく羽ばたいてもらい、
「マイマイ=プラ」で、じめじめした地下の世界から、陽の当たるプラスの世界へ、
大きくジャンプしてもらいましょう!
目指せ!サンシャイン♪
その為にも、「しっかり評価する」という事は外せませんね。
評価する事に対する、思考錯誤の様はまた次回以降に、、、。
はい。それでは最後に皆さまご一緒に~!
「マイマイプラ」!
「プラプラプラ」!
「プラマイ、、、」
('Д')('Д')('Д')
「プラマイマイ」、、、。
しまった、、、これがあったか、、、
え~っと。え~っと。
「プラマイ=プラ」
って言うのは、、、え~っと。ない?、、、やっぱり??
ちょっと、浅井先生に聞きに行ってきますので、
6週間ほどお暇いたします。
また6週間後にお会いしましょう!
浅井先生~!!!