現場主導型な職場へ! 現場を動かすコツ Vol.4【安全への取り組みPart3】
- 2017/09/13
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実践トコログ現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ
当社では2015年3月から「現場力プロジェクト」を立ち上げ、
- 「現場力」って何だろう?
- 「現場力」を上げていくためにはどうしたらいいのだろう?
といったことを議論しながら、様々な取り組みを行っております。
今回は厚木事業所 吉川が安全や品質に関連する情報の共有化について触れてみたいと思います。
皆さまは「ハインリッヒの法則」というのをご存知でしょうか。
この法則は、1:29:300の法則とも呼ばれており、
労働災害の発生確率を分析したものです。
1つの重大災害の背景には、29の軽微な災害があり、
その背景には300のヒヤリハットが存在するとされています。
このことから、現場力プロジェクトでは、
安全・品質情報の共有化と改善策について時間を割いてミーティングを行っています。
ミーティングでの取り組みを見てみましょう。
●安全面
各拠点で発生したヒヤリハット報告を行い、発生原因や対策を話し合います。
直接原因だけではなく、その裏に隠れている微細要因もとことん追求します。
●品質面
作業ミスを細かく分析、その原因や対策を話し合います。
●ミーティング後
出席者は各事業所に持ち帰り、各事業所で情報の共有化を図ります。
目に見えないヒヤリハットや作業ミスは、吸い上げてみると予想以上に発生しているものです。
①ヒヤリハットや作業ミスを吸い上げる仕組みづくりを行う
②粘り強く話し合い、対策を練る
③PDCAを繰り返し、対策を実行していく
これらを繰り返すことで、重大な災害や重大なミスが発生する芽を摘むことが可能となります。
とりわけ、同様のミスが繰り返し発生している場合は、
目に見えていない要因を見つけることができるかもしれません。
時間の掛かる作業ではありますが、「現場力」を上げたい!とお考えの企業は、
ぜひ実行してみてください。
あとがき 筆者:総合サポート課 小黒
安全面で重要な「ハインリッヒの法則」ですが、
実は私も昨年初めて学んだばかりです。
(そのようなこともあり今回"あとがき"を初めて付けてみました)
「安全」に関し若手社員で取り組んでいたプロジェクトに参加していた時だったのですが、
この法則を踏まえ、厚生労働省主催「あんぜんプロジェクト」の改善事例へ応募したところ、
優良事例に選出していただく事が出来ました。
(提出した際に使用した法則は「バードの法則」という、
ハインリッヒの法則に考え方が近い、より区分を細かくした法則となります)
応募した改善事例は下記よりご覧になれます。
【㈱トーコン】あんぜんプロジェクト 提出案
ご参考までにぜひご覧ください。