社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術 Vol.3『会社って誰のモノ?』
- 2017/08/23
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実践トコログ社員満足を高め組織を動かす!社員を成長させる経営術
一時期、欧米流の経営がもてはやされた時、
会社は株主のモノ、株主利益を最大化する事が経営者の使命、
のような事が盛んに言われました。
また、かなり前ですが、『CS(顧客満足)の向上』が
事業活動の主目的と言われたことも有りました。
企業を取り巻く利害関係者には
①お客様 ②株主 ③従業員 ④取引先 ⑤地域社会
が有ると云うのはご案内の通りです。
最近では『CSR(企業の社会的責任)』と、この利害関係者すべてに対して
誠実・真摯な対応を取ることが求められてもいます。
確かに、すべての利害関係者へ誠実な対応が必要な事は、私も十分に理解しています。
しかし、それでも敢えて誤解を恐れずに言えば、
私はまず仲間である『社員』を、他の何よりも大切にしたいと考えています。
また、企業経営の4大要素は『人・モノ・金・情報』と言われます。
ここでもこの4つが並列に並べられていますが、
私は最重要要素として『人』を一番に持ってきています。
何故か? それはこう考えるからです。
確かに企業は、どのようなサービスや製品を生み出しても、
それを買ってくださるお客様がいなくては成り立ちません。
でも、そのサービス・製品を、より良いものとしてお客様に提供するのは、『社員』です。
その社員が、会社を信頼し、その職場、仲間を大切なものと思えなければ、
良いサービスや製品を、お客様に提供出来るでしょうか?私は無理だと思います。
一方、経営の4大要素ですが、モノやお金、そして情報をどう有効に活用するか?
これって、やはり『人』次第ですよね?
以上の事から、私は『人=社員』が最大の経営資源だと思っています。
そして、
その「人」が自ら考え、行動する風土づくりこそが、
会社が生き残り、発展するための根幹である、
と思うのです。
このような考えの私が、経営者としてもっとも力を入れているのは、
『風通しの良い風土づくり』であり、
それをべースとした『社員が好きと思える会社づくり』です。
ピラミッドを作る事は『鞭と叱咤』でも出来ますが、
私はそれを『一人一人のヤル気』で作りたいのです。
無理やり強制して行うことは長続きしないし、
何よりも、そこから生まれるサービスや製品が、
より良いものに成らないと思うのです。
ですから私は『会社はそこに集う社員のモノ』であり、
『会社は社員が幸せになる為の道具』と、
事あるごとに社員に伝えています。
今回はチョットまじめな櫻井でした。