現場主導型な職場へ! 現場を動かすコツ Vol.3【安全への取り組みPart2】
- 2017/08/02
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実践トコログ現場主導型な職場へ!現場を動かすコツ
当社は、2015年3月から「現場力プロジェクト」を立ち上げ、
●「現場力」とは何か?
●「現場力」を上げていくためにはどうしたらいいのか
といった事を議論し、様々な取り組みを行っております。
プロジェクトにおいて最初に取り組んだことが、「安全」に対する施策です。
前回フォークリフトをはじめとする、
荷役作業の安全に関する取り組みを紹介いたしましたが今回はその続編。
安全への取り組みPart2となります。
(フォークリフトに関する安全についてのPart.1はこちらから)
- リスクアセスメント
事故には必ず要因があります。
不幸にも事故が発生してしまった場合は、
その要因(真因)を探し出し、再発防止策を考えます。
しかしその対策が万全であったとしても、
違う要因による事故の防止策とはならない場合もあります。
そこで重要となるのが、「先取り型」と呼ばれるリスクアセスメントです。
事故に繋がるかもしれない要因を探し、危険の芽を早期に摘み取る活動です。
後追いで対策するのではなく、潜在的危険を探し、その対策を講じておくことで、
そもそも事故が起きない状態を作っていくことができます。
社員が安心して働ける職場を目指し、今後も継続していきたいとおもいます。
- 体感訓練
リスクアセスメントが紙の上で行う危険予知であるのに対し、
こちらは危険要素を疑似体験することで、
危険に対する感度を高めておく活動です。
例えばフォークリフトでパレットに載った荷物を運搬し、
急ブレーキや急旋回をしたらどうなるでしょう?
・荷崩れを起こす
・荷がパレットから落ちる
・落ちた荷が歩行者にぶつかる etc.
など頭で考えただけでも、ある程度は想定できそうです。
しかし、具体的にどのくらい急ブレーキを掛けたら危ないのか?
どのくらいハンドル切ったら危険なのか?
その時、荷物がどういう動きをするのか?
これらを実際に体感することで、より感覚的に学ぶことができます。
「百聞は一見に如かず」と申します。
自分で見る、経験することでより強く危険を実感し、
安全意識が高まると考えています。
- 安全クイズ
毎年7月1日からの1週間は、全国安全週間です。
今年は安全週間への取組みとして、現場力プロジェクト主体で、
全社員参加型の「安全クイズ」を実施しました。
一般的な問題、社内ルールからの問題、道路交通法・消防法からの出題など計20問、
かなり難解な問題もありました。
今回はより深く『安全』について考える契機としてもらいたいという思いから、
ネット等を活用し、正しい解答を探すことを可としました。
調べる事により、設問で挙げられた事柄に対し、各自がより深く学べたことと思います。
さて、クイズの結果はと言うと、、、
参加者合計182名中、全問正解者が11名。
なかなか高い正解率であったと思います。
クイズの回答を考え、調べることで安全意識の向上に繋がったのではないでしょうか。
このように当社では、「現場力」向上には『安全』が最も大切な要素だと考え、
危険を見逃すことなく対処し、個々の安全に対する意識を高める活動を続けております。
では折角ですので、実際に安全クイズで出題した問題を一つご紹介いたします。
皆さまもぜひお考え下さい!
Q.今年の全国安全週間のスローガンについて
『組織で進める安全(a) みんなで取り組む安全(b) 未来へつなげよう安全(c)』
a,b,cに入る語句が全て正しいものを一つ選んでください。( )
①a:管理 b:活動 c:文化
②a:活動 b:週間 c:意識
③a:管理 b:活動 c:意識
④a:管理 b:週間 c:文化
回答は下をスクロールしてご覧ください。
では正解発表です。答えは“①”になります!
A.「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へ繋げよう安全文化」
(H29年安全週間スローガン)
回答は合っていたでしょうか
このブログをお読みになった皆様にとって、
安全について考えるきっかけとなれば幸いです。
さぁ、皆で「安全」へと取り組んでいきましょう!