自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成 Vol.2『幸せってなんだっけ?』
- 2017/07/05
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実践トコログ自立型人材が職場を変える!若手が育つ人材育成
5週間振りにこんにちは!中津川です。
さて、2010年秋に「社内人財育成について考えるプロジェクト」を
立ち上げる事になったところまで、前回お話をさせていただきましたが、
覚えていらっしゃいますか?
2010年12月2日。
鼻息も荒く、いざ!初回ミーティングへ!!
メンバーは、発起人の櫻井社長はじめ、厚木地区事業所で所長を務める・Tさん。
川崎地区事業所で所長を務めるNさん、ならびにSさん。
そして私の計5名。
ミーティング冒頭、社長から提起されたのは以下のような3項目でした。
1)経営理念・経営戦略の明確化
どのような企業にしたいのか?
どんな人材を育てたいのか?
どのような社風をつくりたいのか?
2)行動とコミュニケーションによる環境づくり
行動指針・行動習慣作りと実践
小集団活動・改善活動の活発化
定例会議の改革
3)人材育成のための仕組みつくり
基準 ⇔ 育成 ⇔ 評価 ⇔ 処遇 ⇔ 活用
これら項目の全てを実践していく組織として、今回のプロジェクトを立ち上げたとのことでした。
プロジェクト名は、ズバリ「人財化委員会」!
「委員会」のあたりに、若干の古臭さを感じたことは、ここだけのナイショに、、、(笑)
さて突然ですが、ここで皆さんに質問です!
Q1. 皆さんの会社の「経営理念」は何ですか?
Q2. その理念を実現するため、どのような事が実践されていますか?
その頃のトーコンの回答はこうです。
A1. 「幸せづくり」です。
A2. う~ん。なんだろう???
お恥ずかしい話ですが、当時、自社の経営理念を実現するために、
「こんな取り組みをしています」
と明確に答えられる状態ではありませんでした。
では、「幸せづくり」という理念実現に向けて、何をすべきなのか?
人財化委員会として最初に取り組んだのは、この部分でした。
問1「幸せづくり」を実現するためにまず取り組むべきことは?
初っ端から、なかなか大きな問いかけです。
少しだけ胃が痛くなりました。
私たち人財化委員会が導き出した答えはこうです。
問1回答:
1. 会社と社員の目的意識の統一
2. トーコンの社員である事の意識付け
3. 社員の不満の解消・減少
⇒ 情報の透明さが大切!
難しい問でも、箇条書きにすると、なんとなくスッキリしますね。
しかし、本題はここからです。
これらを実現するために、実行項目を明確にし、ひとつひとつ確実に行っていかねばなりません。
そもそも「幸せづくり」の『幸せ』って何なのでしょう?
『幸せ』の定義なんて人それぞれですよね?
問2 何をもって『幸せ』と判断しますか?
むむむ。
2問目は難易度が増しましたよ。
また少しだけ胃が痛くなりました。
個人の幸せは、確かに人それぞれです。
(ちなみに、私は毎日ウニをお腹いっぱい食べられたら、幸せです!)
けれど「こういう会社だったらいいな」と想える『企業像』には、共通項があるのではないか?
この観点から、私たちは、以下の3点を<幸せづくりの大項目>に据える事としました。
問2回答:
トーコンが、
1.息子・娘を入社させたいと思う会社
2.潰れない会社
3.ひとりひとりが活き活きと輝ける会社となること!
問が壮大だった割には、言葉としては簡単な回答となりました。
♪幸せ~ってなんだっけ~なんだっけ~ポン酢しょうゆがあることさ~♪
なんて歌が流行った事がありましたが(40代以上限定トピック?)、
幸せって、案外シンプルなことなのかもしれませんね。
さて。シンプルな項目ではありますが、中身はギュギュっと詰まっています!
私たちは、各項目に次のような想いを乗せる事としました。
1.息子・娘を入社させたいと思う会社
私たち企業に勤める者は、一日の大半を会社で過ごしますよね。
通勤時間はもちろんのこと、出勤する為の身支度をする時間も、
ある意味「仕事の準備時間」と言えますし、帰宅後の着替え等々もまたしかり。
つまるところ、睡眠時間を除く大半の時間を「会社」に費やしていることになります。
それなのに、例えば自分の子供や家族、友人に
『いやぁ~、うちの会社みたいなところにだけは入社しない方がいいぞ~。』
と言っている人がいたとしたら、こんなに悲しい話はありません。
だって、それって、大きな枠で見れば、自分自身を否定していることになるわけですから!
だから、トーコンに勤める仲間には、
『うちの会社はいい会社だぞ!』と胸を張ってもらいたい!
そんな思いゆえの項目です。
2.潰れない会社
どストレートですね(笑)
どんな立派な目的・目標があったとしても、「働く理由」の根幹に、
「生きていくため」というものがあるのは否めません。
ですから、トーコンは常に『潰れない』会社として存在し、社員の皆さんには、
大いに会社を活用してもらいたい!そう考えています。
3.ひとりひとりが活き活きと輝ける会社
しっかりとした会社の基盤を持ったうえで、社員一人ひとりが、「仕事って楽しい」という
想いを溢れさせながら働くことが出来る会社。
そんな会社って素敵だと思いませんか?
生きるために働くのだとしても、どうせ働くのなら「楽しい」にこしたことありませんよね?
会社が率先して「どうだ~、仕事って楽しいだろう?」と言う事はもちろん出来ません。
けれど、社員一人ひとりが「楽しい」と思える場を創る、提供することならできるのではないか?
そんな風に考えました。
うん。なかなか順調なスタートです!
このまま上昇気流に乗って、どんどん進むぞ~!
・・・・・と思っていましたよ。此処までは、、、。
この後、強烈な向かい風に、人財化委員会、翻弄されます。
次回、Vol.3『輝きながら』でまたお会いしましょう!